謎が多すぎてなかなか踏み込めないですよね…
最近よく耳にするようになった仮想通貨。始めようと思ってもいろいろ疑問ばかりで困りますよね。
僕も実際に仮想通貨取り引きを始める半年前まではめちゃくちゃ疑ってました。そこから色々なインフルエンサーの方々、多くの企業が仮想通貨関連の情報を出す中で、「これはもしかして自分が遅れている?」と思うようになったんですよね。
なのでこの記事では、みなさんが僕みたいにそんな遠回りすることがないように、初心者の方によくある疑問を解決しながら、最終的には仮想通貨の知識レベルが上がるように書いています。
- 仮想通貨とは?
- おすすめ銘柄の選び方は?
- 仮想通貨はどこで買う?
- 仮想通貨はいくらから買える?
- 仮想通貨のメリットは?
- 仮想通貨のデメリットは?
- 仮想通貨の始め方は?
特にこんな方に見ていただけるとお役立ていただけるのではないでしょうか!
- 仮想通貨投資に迷っている方
- 運用方法に迷っている方
- いくら投資しようか迷っている方
大事なお金を投資するというお話なので、ちょっとした疑問も解消したいですよね。この記事を読むとそんなモヤモヤも解決できますのでぜひ参考にしてください。
それでは始めていきましょう。
ステップ1:仮想通貨とは?
仮想通貨の定義
「仮想通貨」は別名「暗号資産」とも言います。
そんな仮想通貨、日本銀行は次のように定義付けしています。
インターネット上でやりとりできる財産的価値
「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されている。
(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(2)電子的に記録され、移転できる
(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない
個人的解釈は「デジタルのお金」です。これでズバリ伝わるのではないでしょうか。デジタルなので形があるわけではありません。インターネット上に存在した目に見えない価値、これが仮想通貨です。
仮想通貨はなぜ価値が付くの?
なぜコピーできないのか。これを説明するにはブロックチェーンの技術抜きには語れません。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンというのは、上図のようにその名の通りブロックがチェーン状に繋がっている状態です。このブロック一つ一つが記録台帳になっており、全てのブロックに仮想通貨取引の記録が残っています。
例えば左側のように、一か所でデータを改ざんしようとした場合には、右側のようにすべて記録を塗り替えなければならず、常識的に不可能とされています。
これを「分散型台帳」と呼び、日本円を銀行が管理する場合の「中央集権型」と比較して用いられます。
これまでの中央集権型の管理手法に比べ、分散型の方が実は安全ではないか?このように評価され、仮想通貨に一定の価値がついたと考えられます。
上限枚数の設定
仮想通貨には「発行上限枚数」が設定されている場合があります。
最初の仮想通貨であるビットコインの発行上限枚数は2100万枚とされ、2140年ごろに上限に達するとされています。
このように上限枚数を設定することで仮想通貨の希少性を担保し、価格の下落を抑止しているのです。
ビットコインがデジタルゴールドと称される由来はここにあり、つまり発掘に限りがある金(ゴールド)と同じ価値を有する仮想通貨というわけです。
仮想通貨はなぜ価格が変動するの?
仮想通貨の価格が変動する要因には次の7つが挙げられます。
- 需要の変化
- 知名度の変化
- 取引所への新規上場
- 暗号資産のアップデート
- 供給量を意図的に減らす
- 通貨危機の影響
- 主要国の言動
このようなことが要因で仮想通貨の価格は変動します。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻でビットコイン価格は急落しました。逆にロシアのSWIFT除外を受け、法定通貨であるルーブルの価格が急落、その後ビットコインへ資金を移動したことによりビットコイン価格が上昇した、という動きが有名です。
ステップ2:おすすめ銘柄の選び方は?
仮想通貨の銘柄は数多くあり、2022年現在でその数は1000種類以上と言われています。その中から何が良いのかを考えるのは至難の業。なのでおすすめは一番有名で一番時価総額の高い銘柄に投資をすることであり、それが一番安心です。
こちらは2022年2月現在の仮想通貨時価総額ランキングです。
順位 | 通貨 | 時価総額 |
1位 | Bitcoin | 96.6兆円 |
2位 | Ethereum | 43.2兆円 |
3位 | Tether | 9.1兆円 |
4位 | BNB | 8.2兆円 |
5位 | USD//Coin | 6.0兆円 |
6位 | XRP | 4.6兆円 |
7位 | Cardano | 4.2兆円 |
8位 | Solana | 3.7兆円 |
9位 | Avalan | 2.6兆円 |
10位 | Terra | 2.5兆円 |
ちなみに法定通貨で考えると、
- 1位:中国
- 2位:アメリカ
- 3位:ユーロ
- 4位:日本
・
・
・ - 15位:ビットコイン(BTC)
という状況です。
ダントツでビットコインですよね。正直初心者はビットコインを買っておくべきだと思いますし色々考えるほど危険です。
ここに登場している通貨でも値動きが激しく不安定なものがたくさんありますし、登場していない「草コイン」と言われるような、流通して間もない銘柄はもっと激しく乱高下するので手を出すにはそれなりの知識が必要です。
僕もビットコイン投資をしている1人。僕の場合は40代で脱サラしているにも関わらずビットコインを買いました。その理由はこちらの記事にまとめているので合わせてチェックしてみてください。
ステップ3:仮想通貨はどこで買う?
仮想通貨を買うには仮想通貨取引所を使わなければいけません。
この場合、日本の取引所と海外の取引所がありますがそれぞれメリットとデメリットがあります。
- メリット
一定の信頼性がある - デメリット
取扱通貨数が少ない
- メリット
マニアックな通貨も取り扱っている - デメリット
慣れていないので一定の不安がある
このように相反する日本と海外の取引所。つまり日本で取り扱い銘柄数が多い取引所を選ぶのが得策だと思います。そこで上がってくるのはこの2つ。
実際の取り扱い通貨はこんな感じです。
比較項目 | コインチェック | ビットフライヤー |
取扱所通貨数 | 4種類 | 6種類 |
取引所取扱通貨 |
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販売所通貨数 | 16種類 | 14種類 |
販売所取扱通貨 |
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コインチェックとビットフライヤーは日本でも有名な大手取引所です。仮想通貨の取扱数以外にも比較すべきポイントはいくつかありますので、こちらの記事で正しい判断をしましょう。
ステップ4:仮想通貨はいくらから買える?
2022年2月現在、ビットコインの価格は450万円前後で推移しています。よくある勘違いの一つは「そんな大金ないからビットコイン1枚も買えません!」というもの。
実は仮想通貨は取引所によって購入枚数の下限値が設定されています。なので安ければ数百円から購入することができるんです。
取引所と販売所
仮想通貨を買うには仮想通貨取引所で買う必要があると前項でお伝えしました。ただその仮想通貨取引所の中も「取引所」と「販売所」の2つに分かれており、それぞれ違いがあります。
- メリット
取引手数料が安い - デメリット
取扱通貨数が少なく操作性が若干複雑
- メリット
取扱通貨数が多く操作性が簡単 - デメリット
取引手数料が高い
取扱通貨数の違いは前項をご確認ください。
問題は手数料です。公式ホームページを見ると、「販売所の取引手数料無料」と書かれていることがありますが、実はスプレッドと言われる売買価格の差が生じます。事実上これが手数料になるので実は販売所の方が高く設定されています。
相場の値段の開き、価格差、利回り差のこと。相場状況により変動する。
比較項目 | コインチェック | ビットフライヤー |
取引所手数料 | 無料 | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15% ※単位: BTC |
販売所手数料 | 無料 ※スプレッドあり |
無料 ※スプレッドあり |
最低購入金額
比較項目 | コインチェック | ビットフライヤー |
取引所 | 0.005BTC以上 かつ 500円(相当額)以上から | 0.001BTC |
販売所 | 500円相当額 | 0.00000001BTC |
こちらもコインチェックとビットフライヤーの比較です。
例えばコインチェックの取引所でビットコインを買う場合
0.005BTC×現在の価格=最低購入金額
つまり1BTCが450万円であれば次のようになります。
- コインチェック取引所
0.005×450万円=22,500円 - コインチェック販売所
500円 - ビットフライヤー取引所
0.001BTC×450万円=4,500円 - ビットフライヤー販売所
0.00000001BTC×450万円=0.045円
少なくとも450万円もない!と思っていた方にとってはだいぶ良心的な購入金額になったのではないでしょうか。
あとはコインチェックとビットフライヤーを比較してもこれだけの違いがあるので、自分の財布と相談しながら…と言ったところでしょうか。
ステップ5:仮想通貨のメリットは?
なんといってもその将来性だと思います。特にビットコインやイーサリアムと言った時価総額1位と2位の通貨は、今世界中から注目されています。
- 例えばエルサルバドルという国では、ビットコインが法定通貨になりました。
>法定通貨をビットコインにしてしまったエルサルバドルの続報 - ちなみに日本の企業でもすでにビットコインでの支払いは始まっています!
>ビックカメラ.comでビットコインがご利用いただけます - ツイートが3億円!という、NFTが有名になったきっかけのニュース。ここにもイーサリアムという仮想通貨が絡んでいます。
>Twitterの元CEOドーシー氏の初ツイートNFT、3億円超で落札
このように、将来的に様々な場面で仮想通貨が当たり前に使われる未来を想定し、世界が動き出しているということです。
ウクライナへの寄付に仮想通貨が使われたニュースも記憶に新しいのではないでしょうか。
≫ウクライナに仮想通貨で60億円超相当の寄付 軍などの補給に充当
こんな未来に期待して、銀行にお金を預けておくよりも圧倒的にコスパが高い!これこそがメリットだと思います。
ステップ6:仮想通貨のデメリットは?
それに対し、当然値下がりリスクもあるというのが仮想通貨のデメリット。ボラティリティ=価格変動幅が大きいことでも有名です。
あとはハッキングのニュースも存在します。ブロックチェーン技術のセキュリティの高さが評価されてきたとはいえ、ハッカーの技術も上がっている証明だと思います。
とはいえハッキングされたのは取引所そのものだったり、マニアックなプロジェクトでのことなので、今では現実的ではないというのが時価総額からもわかる世界中の評価ではないでしょうか。
デメリット対策
このようなデメリットは分散取引で対応することができます。
- 取引所を分散する
- 取引銘柄を分散する
- 取引日を分散する
このように分散することで様々なリスクから身を守ることができます。卵を入れるかごを1つにするか複数にするか。これは財布でも同じ。万が一に備えるということはこういうことです。
積立投資の良いところはこちらの記事でも解説してますので、あわせてチェックして理解を深めてください。
ステップ7:仮想通貨の始め方は?
仮想通貨を始めるには次の3ステップが必要です。
- 取引所で口座開設
- 日本円の入金
- 仮想通貨の購入
めちゃくちゃ簡単なステップではありますが、初めての方は戸惑う部分があるかもしれません。スクショ画像を50枚以上使って一連の流れを解説した記事がありますのでぜひ参考にしてください。
≫コインチェックの口座開設方法
≫ビットフライヤーの口座開設方法
≫コインチェックでビットコインを買う方法
≫ビットフライヤービットコインを買う方法
参考までにぐびの運用方針
ということで参考までに僕の運用方針を解説しておきます。実際にどういう意図でビットコイン投資をしているのか?
基本はほったらかしのガチホ運用
ほったらかしガチホ運用を選ぶ理由はズバリこれです。
- 利用価値が上がる未来への投資
- リスクを抑えることを優先する
- 精神的負担も抑える
詳しくはこちらの記事で解説してますのであわせてチェックお願いします。
≫ビットコイン初心者に「ガチホ」を強くおすすめする3つの理由
ということで買い方はいたってシンプル。
- 週1回の自動積立投資
- 月1回の手動積立投資
週1回の自動積立投資
やっぱり投資初心者は積立投資が基本です。ドルコスト平均法と言って、購入価格を平均的に抑えることができるから。
✔積立投資のメリット
- 高値掴みのリスクを軽減しやすい
- 20年以上の長期運用であれば負けづらい
- 手間がかからない
✔積立投資のデメリット
- 任意のタイミングでは買えず機会損失をしてしまう
- 効果が出るのに時間がかかる
- リスクを軽減できるがハイリターンも軽減される
ビットフライヤーで積立投資
やり方は「ビットフライヤー」で積立投資を設定してあとはほったらかし。
- 買付設定:週1回
- 積立金額:2,500円
これだけです。月に1万円積立投資をすることになりますね。
なぜビットフライヤーなのか?についてはこちらの記事で細かく分析した経緯を書いてるのであわせてチェックしてください!
こうなった時に、早く買わないと上がった時に買うことになっちゃよ…と積立投資のもどかしさを覚えますが、その逆である、下がった時に買えていることも積立投資だからこそ。#BTC #ビットコイン pic.twitter.com/QM2PRa5lnc
— ぐび|脱サラとビットコイン (@datsusara_btc) February 25, 2022
月1回の手動投資
こちらも月に1回という条件であることを考えると積立投資ではありますが、自分の好きなタイミングなので先ほどとは少し異なります。
- 取引所も分散してリスク回避
- 週1回自動積立投資の弱点を補う
- そもそも投資を楽しむ
このようにしてビットコインの購入方法を2つにわけて運用しています。
コインチェックで好きな時に購入
やり方は「コインチェック」の「取引所」で購入するだけ。
- 買付設定:月1回
- 購入金額:0.005BTC
これだけです。1BTCの価格が500万円だとしたら、0.005BTCだと25,000円ということになりますね。25,000円分自分の好きなタイミングでビットコインを買っています。
なぜコインチェックなのか?についてはこちらの記事で細かく分析した経緯を書いてるのであわせてチェックしてください!
≫ビットコイン初心者に「コインチェック」をおすすめする3つの理由
まとめ
いかがでしたでしょうか。記事を読む前と呼んだ後で次のことが知識として備わったのではないでしょうか。
- 仮想通貨とは?
- おすすめ銘柄の選び方は?
- 仮想通貨はどこで買う?
- 仮想通貨はいくらから買える?
- 仮想通貨のメリットは?
- 仮想通貨のデメリットは?
- 仮想通貨の始め方は?
大事なお金を投資することになるので、少しの疑問や不安があってはいけません。まずは少額で初めてみることもいろいろ良い勉強に繋がるのでおすすめです。
口座開設するだけなら完全無料なので、まずは準備だけでも済ませておきましょう。